管理職になると求められるスキル
エンジニアがキャリアアップする際には、管理職を目指すケースもあるでしょう。
もし将来的に現場の人材をマネジメントしようと思うなら、マネジメントスキルを習得しておく必要があります。
さまざまなマネジメントスキルの中でも、WBSの作成スキルは必須と言っても良いかもしれません。
WBSとは、「Work Breakdown Structure」の頭文字を取ったもので、作業ベースでプロジェクトを図式化する能力のことです。
ただのスケジュール表ではなく、タスクの集合体としてプロジェクトを見る図表を作成します。
そのため、管理職側の押し付けでなく、現場の人材の意見もヒアリングしながら調整する能力が求められるでしょう。
管理職になるとさまざまな人とコミュニケーションを取り、顧客と折衝して要望をきちんと理解する必要があります。
顧客の要望を現場の人材に正しく伝え、意思統一を図ることも大事です。
そこでコミュニケーションスキルと、相手が理解できるようにわかりやすく説明するスピーチ力も要求されます。
プロジェクトを進めていくと想定外の問題が起き、当初の予定通りに進まない可能性も十分に考えられるでしょう。
もし何かしらのトラブルが発生した際には、管理職が先頭になって対処しなければなりません。
現場の人材からトラブルが起きた状況の説明を受けて、どうすれば良いか指示を出します。
問題を論理的に解決する能力と、時には大事な判断を下す決断力が求められる役職と言えるでしょう。